ペルソナ設定で失敗する5つの間違い
1)ターゲットしっかり決めないままペルソナを設定してしまう
ターゲットとペルソナの違いはお分かりかと思いますが、念のため書いておくと、
ターゲットは対象ユーザーの属性の集合体としての情報となります。
ペルソナ設計とは、Webサイトを訪れるユーザーを具体的にイメージし、「ユーザーの象徴として定義された人物像」を設定することです。
2)理想像が先行し過ぎてしまう
ペルソナは確かにターゲットの一部で理想の顧客ではあるのですが、現実とあまりにかけ離れたペルソナを設定しても意味がありません。理想が先行し過ぎてしまう場合は、現状のユーザーデータなどを参考にターゲットから見直した方が良いでしょう。
3)設定したペルソナを活かせていない
ペルソナをせっかく設定してもそれが活かされていないケースも少なくありません。ペルソナを設定したことで満足してしまうことが非常に多いのです。サイトのコンセプト設定やデザインに反映させたり、カスタマージャーニーを作成して、ユーザーの行動までを可視化することにも有効活用していくと活用できるでしょう。
4)ペルソナを作り過ぎてしまう
ペルソナをいくつも作り過ぎてしまうと、ペルソナ自体を決めた意味合いが薄れてしまいます。あくまでペルソナは実在しそうなユーザーをイメージさせることですから、最大でも3つ以内に収めましょう。
5)作ったペルソナを共有できていない
折角作ってもチームで共有しなければ意味がありません。プロジェクトは同じでも部署が違う場合、共有できていなかったなどは起こり得ることです。また、それぞれでペルソナに対する解釈がバラバラであっても良くないので、チーム内で解釈は共通の認識なのかを確認することも重要です。